ヒマラヤ圏や辺境地の地理・歴史・民族・風習・情勢・・・
音楽、舞踊、絵画などにこめられた、多民族の風習、信仰、美学・・・
2022年10月15日
20年前、チベットのラサ周辺を回ってきました。ポタラ宮、サムエ寺や山奥の尼寺などを巡りました。ただただ広く標高の高い蒼い空の高原に、今まで見たことのないもの不思議なものが、あちこちにひそんでるような場所でした。酸素は少ない方が良いのかも知れません。
ラサから帰国したのは、20年前の今日10月15日。その日の午後、羽田上空までは来たんですが、旋回ばかりしていて着陸までにずいぶん時間がかかりました。実はその時、北朝鮮拉致被害者の人たちの到着時間だったと後で知りました。毎年この日、この報道を聞くたびに、晴れた羽田空港の上空と、チベットの蒼い空を思い出します。
2022年4月4日
ネパールの鉄道が再開通というニュースです。
1937年にインドからジャナクプルまで鉄道が作られました。地図右下の赤線部分です(地図拡大できます)。その後、点線部分まで延伸されましたが、2014年からインドの路線幅に合わせる(広軌)鉄道工事が開始。先日4月2日に、やっと赤線の実線部分が開通したそうです。
ちなみに、1950年代までは地図の左側の点線位置、インドのラクソウルからネパールのビルガンジまで50kmくらいの鉄道があったそうです。カトマンズまで伸ばす予定だったらしいですが、頓挫となったようです。
そういえば、中国がネパールに鉄道を通す、というニュース、最近流れてきませんね。チベットからランタン地域を経由してカトマンズまで鉄道を通すということですが。それについては過去ブログをどうぞ⇒エベレストに穴をあける