
ネパールの町場の住宅は、レンガ造3~5階くらいのものが多く、隣戸と接して建てられています。窓、ひさしは細かな木工細工で作られます。西欧の組石造では窓枠の上部に石を渡し壁の補強材とします。ネパールでは、その部分が木材のため、弱点となるでしょう。
寺院などでは、1階のレンガの上に大きな木材の梁を渡して、その上に2層目のレンガを積むという、日本の感覚では信じられないような構造もあるようです。梁のサイズを大きくすれば重いレンガも支えられるでしょうが、やはりこれも構造的には弱点になるでしょう。
バクタプールやパタンなどのレンガの町並みは、どこまで歩いても飽きることがない素晴らしいものです。どの程度の損傷があったのか・・・
写真:サンク村 ネワール族の民家が続く
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