スペインの裁判所が中国要人の国際手配を要請したというニュースです。手配されたのは、●元最高幹部 江沢民元国家主席 ●李鵬元首相 ●喬石・元全国人民代表大会常務委員長(国会議長) ●陳奎元・元チベット自治区共産党書記 ●彭珮雲・元国家計画出産委員会主任
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[マドリード 11日 ロイター] -スペインの裁判所は10日、中国の江沢民元国家主席や李鵬元首相ら5人が在任中にチベットでの大量虐殺に関与したとして、国際刑事警察機構(ICPO)に国際手配を要請した。
スペインの法律では、自国籍を持つ被害者がいる場合、海外で起きた人権侵害でも国内法に基づき裁くことができる。この問題では、チベットを支援する2団体とスペイン国籍を持つ僧侶が2006年に告発し、裁判所が昨年11月に5人への逮捕状を出す決定をした。
一方、スペイン議会は11日、人道的犯罪をめぐり外国人などを国際手配する裁判官の権限を制限する法案を賛成多数で可決した。与党の国民党(PP)が提出したもので、スペイン人や同国在住者以外が容疑者とされる犯罪の捜査が難しくなるとみられる。
今回の国際手配には中国側が強く反発し、取り下げを要請。外交関係に影響があると示唆していた。
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