サパナで発行しているネパール語のテキストは、当時30代のネパール人留学生だった男性と女性に教えてもらいながら作りました。まず挨拶の章から始めた時のこと・・・。
ネパールではインドと同じく「ナマステ नमस्ते」が挨拶の言葉。そして、相手が年上の女性であれば「ナマステ ディディ(お姉さん)」、年下であれば「ナマステ バヒニ(妹)」と言うとイイデスネ、と教えてもらいました。「年上か年下かはっきりしない時は?」と尋ねると、彼らは躊躇なく、「もちろんディディを使って」とのこと。それには、尊敬の意味があるからということでした。・・・女性は若く見なければ怒られる、という掟!がある日本との違いに驚きました。年をとることへのこの価値観は、経済成長が第一目標の国には、ありえないものかも知れません。
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こば (土曜日, 15 11月 2014)
最近ネパール人の、友人が出来たので、ネパールの事を調べてるうちにこちらにたどり着きました。
年を取ることがいいことと考えるネパールは素敵な国ですね。
参考になりました。
三浦 博志 (土曜日, 15 11月 2014 14:28)
こばさん コメントありがとうございます。
この時の留学生からは、経験による知恵、判断が人間にとってとても大切なものである、ということを教えてもらいました。経済成長を求める社会にいる我々は、人間の価値すらも経済的価値、つまり社会でどれくらいの値段がつくか、稼げるか という物差してで見ているに過ぎない、と思わされました。