チベットのバター茶

3年前、イベントでチベットのバター茶を作りました。チベット出身の留学生が田舎から持ってきたお茶の葉をヤクのバター、塩で煮ました。茶葉はテン茶といわれるカチカチに固められたものです。お茶の産地、四川省、雲南省から、遠く西方まで運ぶための工夫です。馬でお茶を運んだ昔のルートを茶馬街道といい、チベット高原を経てインドに至ります。写真に写っているヤクのバターはヤクの胃袋に入れられたものです。とてもきれいなバター色でした。バター茶はチベット人のビタミン摂取に欠かせないものだそうですが、塩味と癖の強いバターのため、苦手な日本人も多いですけれど。